Zunda2017 Game Channel

twitchでゲーム配信をしています!よかったらTwitterフォローしてみてください。 @ZundaZunda2017

FINAL FANTASY DIGITAL CARD GAME 【βテストレビュー】

今回は2019年1月にクローズドβテストが実施されたFINAL FANTASY DIGITAL CARD GAME(FFDCG)のレビューをしていきます。

FFの名前が付いた新作カードゲーム

プレイした雰囲気、ハースストーンやシャドウバース、ドラゴンクエストライバルズ等のDCG(デジタルカードゲーム)と比較した場合などなどご紹介します!



どんなゲーム?

FFの名前が付いた新作カードゲーム
対応機種はスマートフォン、PC
2019年に正式リリース予定

対戦相手と自分の行動が同時に実行されるという同時ターン制が特徴

f:id:Zunda2017:20190204163228p:plain


www.jp.square-enix.com



簡単なルール

相手と同時にターンが進むため


キャラクターカードを配置、スキル等を選択

キャラクターのすばやさに応じて自動的に攻撃が実行

リーダーキャラクターを3回倒して勝利


という流れでゲームが進行していきます


プレイ動画

まずは、プレイの雰囲気を掴むために動画を少し見てみてください
プレイ時間は1試合5~10分程度といった感じです



DCG(デジタルカードゲーム)ではない!

ユーザーインターフェース、キャラクターの配置などはスクエニドラゴンクエストライバルズそのままです。

一見するとDCGのように感じますが、シャドウバース、ハースストーン、ドラゴンクエストライバルズのようなDCGとはまったく別のゲームです。

以下で一般的なDCGとは異なる点を紹介していきます。


キャラクター(カード)にレベルがある

DCGではカード1枚の能力は全て同じですが、FFDCGではカードにレベルの概念があります。
レベル1のカードとレベル2のカードでは、レベル2のカードが完全な上位互換となります。


カードのレベルを上げるには同一カードを入手するか、レベルアップ用のアイテムを使用する必要があります。

f:id:Zunda2017:20190204165737p:plain

f:id:Zunda2017:20190204165753p:plain



リーダーを3回倒す必要がある

FFDCGで勝利するためにはリーダーを3回倒す必要があります。

一般的なDCGではリーダー(ヒーロー)のライフを1度ゼロにすれば勝利となります。


このシステムはタワーディフェンスやMOBAといったゲームのデザインを参考にしてると感じます。


FF版のクラッシュ・ロワイヤル

見た目はFF版のドラゴンクエストライバルズな今作ですが、ゲーム性はFF版クラッシュ・ロワイヤルと言うのが良いかと思います。

クラッシュ・ロワイヤルの戦闘がリアルタイムで実行されるのに対し、こちらはターン制をとっているところが独自の要素ですね。



良い点

やっぱりファイナルファンタジー

キャラクター、音楽は歴代FFシリーズのものが登場します。
FF好きにはたまりません

新しいゲームシステムの採用

スクエニには

ハースストーンフォロワーのドラゴンクエストライバルズ
クラッシュロワイヤルフォロワーのサーヴァントオブザスローンズ

というゲームがあります。
同一ターン制という独自の要素が、このゲームを面白くする可能性を持っています。

気になる点

カードのレベル制

カードにレベルが存在するため、低レベルのカードしか持っていない場合、高レベルカード所有者に圧倒的に不利になります。
プレイヤーのスキル、カードのレベルとのバランスが非常に難しいと感じました。

課金要素

βテスト時点ではカードパックの価格は明らかになっていません。
しかし、カードのレベル制があるため現在の仕様だと強くなるために、、、

カードパック開封→同じカードを引いてカードのレベルを上げる→以下繰り返し(限界突破と言われるようなシステム)

という一般的なソーシャルゲームと同じ課金を強いられます


また、レアリティの高いカードの排出確率は低く「Pay to Win」になるのではと感じます。

f:id:Zunda2017:20190204173521p:plain
f:id:Zunda2017:20190204173536p:plain


過度なランダム性

非常に強力な効果をもつ「リーダースキル」というものが存在します。

この発動が完全にランダムです。

「20%の確率で全体2ダメージ」
「数%の確率で2回攻撃」などなど

ゲームの勝敗を決定づける場面も多く、このランダム性を許容できるかどうかプレイヤーによって大きく異なると思います。

f:id:Zunda2017:20190204165737p:plain

演出面の弱さ

カード1枚に対して1枚のイラストとドット絵のキャラクターがセットになっています。
リーダーキャラクターしかボイスはなく、他のキャラクターは喋りません。

スクエニドラゴンクエストライバルズ、サーヴァントオブスローンズであれば、イラスト、3Dモデル、ボイス等が用意されていることを考えると残念。

まとめ

FFDCGはFF版クラロワという印象でした。

ハースストーン、シャドウバース、ドラゴンクエストライバルズのようなカードゲームではないので、そういったDCGを求める人にはオススメしません

新規のソーシャルゲームスマホゲームと見た際にも、「ファイナルファンタジー」という点以外では他の人にオススメし辛いです。

今回のレビューで言及していないルールや要素も多くあります。そして、まだクローズドβテストの段階です。

ですが、「面白い!人気が出る!」ゲームになるには多くの修正、改善を加える必要があると感じました。

おまけ

レビュー時点でFFDCG公式twitterのフォロワー数は2,200ほど。
ほとんど認知されていないのが現状のようです。




記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、また登録商標です。


Copyright (C) 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.